【編集部からのお知らせ】
このたび「31歳からの恋愛相談室」がスタートいたしました。
オトナ女子の恋活・婚活にまつわる悩みに、恋愛のプロが、無料でお答えします。
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記事例:「なんで結婚しないの?」に答え続けるのにもう疲れました

31歳からの恋愛相談室・特別企画「アルテイシア・こはなみみこ対談」

31歳からの恋愛相談室・特別企画「アルテイシア・こはなみみこ対談」

31歳からの恋愛相談室・特別企画「アルテイシア・こはなみみこ対談」

レズビアンにもかかわらず、マッチングアプリ経由で出会った男性と法律婚した、こはなみみこさん。大人気アドバイザーのアルテイシアさんと、オトナ女子の恋愛・結婚について対談していただきました。第1回目のテーマは「友情結婚」です。

■アルテイシア
自分にぴったりな男性と結ばれるための方法を伝授!大人気恋愛作家・コラムニスト

夫であるオタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』でデビュー。女性が自分らしく、オリジナルな幸せを追求して生きていくための方法や考え方を発信。『恋愛とセックスで幸せになる 官能女子養成講座』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』他著作多数。

twitter:@artesia59

■こはなみみこ
レズビアンだけど男性と法律婚したフェミニスト・ライター


毒親育ち、発達障害(ADHD)、レズビアンでフェミニスト。多数の生きづらさを抱えつつ、すべてを受け止めてくれる男性(通称:ダライラマ夫)をマッチングアプリで見つけ出し、法律婚。家族や世間からの理不尽な「呪い」を一つひとつ払いのけ、自分らしく楽に生きるための考え方や体験談を発信。

twitter:@mimimiko_mimiko
 

人生どん底から(ほぼ)友情結婚を選ぶまで

人生どん底から(ほぼ)友情結婚を選ぶまで

人生どん底から(ほぼ)友情結婚を選ぶまで

アル:はじめましての読者の方も多いと思うので、まずは自己紹介しましょうか。
 
みみこ:始めまして、こはなみみこです。私は数年前に、いわゆる「戦略的婚活」を経て夫と結婚しました。

そもそも婚活をしようと思った時期、私は人生最大に「詰み」な状況でした。
 
私は数年前にADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受けたんですが、それまで「自分は何かおかしい、みんな当たり前にできることが私だけ全然できない」とずっと悩んでいて。
 
結婚前は派遣の事務職をしていたんですけど、ADHDの特性と事務職が絶望的に合っていなくて、ミス連発してすぐ契約を切られる、を繰り返していました。
 
それで「自分はなんてダメな人間なんだ……」とどんどん病んで、でも働かないと生きていけなくて。毒親育ちなので、実家で休んで回復するという手段もなかったので。
 
アル:我々は両親ともに毒々モンスターなんだよね。毒親との戦いについても今後また語りましょう。 
 
みみこ:ぜひ! そして私のセクシャリティはレズビアンで、基本的に恋愛対象は女性なんですけど、ビアン界ではぶっちぎりの非モテだったんですね。
 
アル:ノンケ(異性愛者)の世界ではそこそこモテ系なのに、人生ままならない(笑)。 
 
みみこ:非モテながらも女子と付き合ったりしたんですけど、いつも地獄みたいな恋愛しかできなくて。
 
アル:地下アイドルの女の子の奴隷になったりとか。
 
みみこ:その後に婦人科系疾患が見つかったりして、自分の健康面にも不安を抱えて、メンタルが底打ちしてました。それで心の底から「誰かとパートナーシップを築いて、支えあって生きていきたい……!」と思ったんです。
 
そのとき「あれ、パートナーは女性に限定しなくてもいいのでは?」と気づいて、じゃあ男性と法律婚してみよう!と、思いきって婚活を始めました。
 
アル:法律婚って毒親対策にも有効だもんね。私も「親と戸籍上も他人になりたい」という思いが強かった。
 
みみこ:そうなんです! うちの親にも「私はもう法的に結婚してるから」という事実が強力な盾になってます。あとやっぱり、どんなときも味方でいてくれるパートナーの存在は大きいですね。
 

「惚れたハレたはもういい、家族がほしい」

アル:私も毒親育ちで、激務の広告会社でズタボロになって、20代はメンヘラビッチ化して人生どん底だった。そんな29歳のときに、たまたま全身迷彩服のオタクの夫と出会ったのよ。
 
みみこ:出会った当初は恋愛感情ゼロだったんですよね?
 
アル:むしろ恋愛感情やときめきがゼロだったから、素を出せたんだと思う。夫とはすっぴんでファミレスで何時間でも話せたのよ。そのときの私は「惚れたハレたはもういい、家族がほしい」と思ってたから、友情結婚に近い形で結婚したんだよね。
 
みみこ:うちも「セックスありの友情結婚」って感じですね。
 
アル:うちは結婚13年目でセックスももうないから「貴様と俺」みたいな関係だわ(笑)。夫はもともと性欲薄夫で、私はセックスは来来来世の分までやり尽くしたから、この関係が居心地いいみたい。
 
みみこ:「結婚や夫婦はこうあるべき」じゃなく、2人にとってベストな形を作るといいですよね。
 

アル:夫に出会う前は「こんなメンヘラな自分を変えないと幸せになれない」と思ってたけど、夫に「大変な思いをして生きてきたんだから、不安定になるのは当然だし、変わらなくていいじゃないか」と全肯定されたことで、メンタルが安定したのよ。
 
みみこ:私も安心して暮らせる家と、夫という家族を手に入れたことで、精神が安定しました。どん底まで落ちないと「婚活してみよう!」と舵を切れなかったと思います。
 
アル:マイナスしかないような状況にも、変化のキッカケがあったりするよね。
 

SNSに上げない部分がリアルな結婚生活

SNSに上げない部分がリアルな結婚生活

SNSに上げない部分がリアルな結婚生活

アル:私は近所のバーでたまたま夫に出会って、たまたまそれをブログに書いたら作家デビューして、人生の大転換になった。みみこちゃんはマッチングアプリで夫と出会ったのよね。
 
みみこ:はい。マッチングアプリで大勢と会ったけど、最初は全然うまくいかなくて。それで疲弊していったんアプリを休んで、その期間に本屋でたまたまアルさんの『オクテ女子のための恋愛基礎講座』に出会ったんですよ。
 
本に書いてあった「モテよりマッチング」「雑魚モテを捨てて一本釣り」という教えにハッとして、根本的に婚活のやり方を変えてみたんです。
 
アル:「プロフィール写真がダサい人を選ぶ」とか(笑)。それで見た目はダサいけど器は超デカい、ダライラマ男を発掘したんだよね。
 
みみこ:たいていの恋愛本は「いかに多くの男に選ばれるか」という王道モテを推奨してるじゃないですか。でもそれだと「自分にピッタリのたった1人」とマッチしないんですよね。
 
アル:「結婚は単なる箱で、中身は50年の共同生活」だから。半世紀もモテ仕草とか駆け引きとか続けられないでしょ。
 
たった1人と50年暮らすんだから、「おせんべいをパキッと割った片割れ」みたいに、自分を削らなくてもそのままでピッタリ合う人じゃないと続かない。
 
みみこ:「信頼できるパートナーを得る」という意味で結婚がしたいなら、最初から素の自分を出してマッチしたほうが、王道モテを実践するよりずっと近道だと思います。
 
アル:でも人生詰んでるときって「あの箱さえ手に入れば幸せになれる……!」と焦っちゃうよね。それで「溺れる者は糞(クソ)をもつかむ」になりがち。 
 
みみこ:ハイスぺ箱とか。
 
アル:そうそう。スペックに飛びついて、箱を開けたらウンコみっしりケースだったりとか。
 
結婚式とかプロポーズとか、キラキラした部分を想像しがちだけど、結婚生活って「日常」だから。自分がしんどいときにどれだけ支えてくれるかとか、「病めるときベース」で考えたほうがいいよね。
 
みみこ:私も婚活はじめた頃は、ゼクシィっぽいキラキラしたイメージしか想像できませんでした。
 
アル:結婚式なんて人生のたかが半日だから。「結婚記念日に夫とレストランで食事しました」とインスタに上げても、「そこで食った牡蠣にあたって下痢嘔吐しました」とは上げないでしょ。
 
そのSNSに上げない部分が、リアルな結婚生活だから。「夫婦は下痢嘔吐してるときに看病しあう関係」と書いて冷蔵庫に貼ってほしい。クラシアンのステッカーのとなりに(笑)。
 
みみこ:結婚式より法事とかを想像したほうがいいですよね。「面倒な親戚のおっさんにからまれたとき、夫にどういう行動をしてほしいか」とかシミュレーションしとくのがおすすめです。
 
アル:「好き……!」「ドキドキ……!」みたいになってる相手の前では、ウンコも漏らせないでしょ。私が腸炎でウンコを漏らしたとき、夫が「ウンコを漏らしてこそ一人前だ」と励ましてくれたんだけど。
 
みみこ:ええ話やな~。
 
アル:「ウンコとか萎える」みたいな男とは、50年暮らせないよね。今漏らさなくても、お互い年とったら漏らすし。
 
みみこ:私もアルさんと飲み散らかしてベロベロに酔った日、夜中にトイレで吐いたんですけど、夫が翌朝「二日酔いは大丈夫?トイレ掃除しといたよ。赤ワイン飲んだの?」って。
 
アル:ええ話やな~(笑)。女友達も泥酔して家の玄関でおしっこ漏らしたとき、彼氏がまったく動じずに掃除してくれて、泣きじゃくる彼女を慰めてくれて、「結婚しよう」と決めたんだって。
 
みみこ:ときめきより汚れ物の後片づけのほうが大事!そういう相手だったら、自分も病めるときベースで支えたいと思いますよね。
 

「ときめき補正」と「愛情補正」 

アル:現実的には、恋愛感情から始まってだんだん愛情に落ち着いて、そこから結婚を決めて……って超レアケースで難しいよね。時間もめっちゃかかるし。
 
みみこ:その超レアケースをメディアがあたかもスタンダードみたいに煽るから、混乱が生じるんですよ!!
 
アル:ロマンチック・ラブ・イデオロギー、「恋愛・結婚・生殖は3点セット」という刷り込みは強いよね。でもさ、我々がなぜ友情結婚を選んだかというと、恋愛相手とはうまくいかなかったからだよね。
 
すごく好きになった人と付き合うと、嫌われたくなくて自分を出せなかったり、言いたいことも言えなかったり。夫なんか会って3分で言いたいこと言ってたもん。
 
みみこ:3分(笑)
 
アル:「なんで迷彩服なの?」とズケズケ聞いたら「草むらに隠れるため」と返されて「この人は本気なんだな」って(笑)。
 
みみこ:私も夫と初めて会ったとき、待ち合わせ場所にダサい人がいるなと思って。アプリの写真は「夏場のダサい人」だったんですけど、現場には「冬場のダサい人」がいて。
 
アル:そういうもんよね。「夫と初対面でピンときた」なんて話、ほぼ聞いたことがない。
 
みみこ:私はもともと恋愛対象が女性なので、男性の見た目は興味ないし、どうでもいいんですよ。
 
アル:だから中身に注目できたのかもね。私は「あんぱんの皮じゃなくあんこに注目」と書いてるけど、皮は良くても中身はうんこな男って多いでしょ。逆に食ったらあんこは最高な男も多いから、皮で足切りしてしまうのはもったいない。
 
みみこ:私が奴隷をしていた地下アイドルは、見た目がドチャクソ好みで恋に落ちたんですね。相手に嫌われるのが怖すぎて、対等な関係なんて全然築けなかったです。
 
アル:「股間のセンサー」と「脳のセンサー」があるけど、私も股間でグッときた相手はうまくいかなかった。「ときめき補正」がかかって、違和感があっても見て見ぬフリをしてしまったり。
 
みみこ:私も股間のセンサーはイカれてるんで、夫は完全に脳のセンサーで選びました。
 
アル:そもそも恋愛と結婚は食い合わせが悪いよね。恋愛は非日常で、結婚はド日常だから。
 
非日常的なときめきは目減りしていくけど、信頼感や安心感は時間を重ねるごとに増えていく。そんな日常を積み重ねていくと、「ときめき補正」ならぬ「愛情補正」がかかるようになるよね。
 
みみこ:わかります。私は恋愛対象が女性だし、夫に対して友愛・人間愛みたいな感情のほうが圧倒的に大きかったんですよ。
 
でも最近「あれ、なかなか好ましいルックスをしているな?」と思います。寝顔の写真とかめっちゃ撮って「夫フォルダ」ができてたり(笑)。
 
アル:私も出会った当初は「ビタ一文濡れねえ」と思ってけど、今は夫の風呂を覗いたりしてる(笑)。「かっこいい……トゥクン」と萌えるし、毎日イチャイチャしてるし。愛情や家族愛が増えるにつれて、恋愛的なものも湧いてきた実感がある。
 
みみこ:意外と後からついてきますよね。
 
アル:みみこちゃんは今ドチャクソ好みの女子に口説かれても、びくともしないんだよね?
 
みみこ:鼻にもひっかけないですね。大切で大好きな夫がいるので。
 
アル:「友情結婚」と聞くと「ときめきがなくて物足りないかも」「あとから好きな人ができたら?」と思うかもしれないけど、相手を家族として大切に思ってると、どんどん好きになっていくから大丈夫だった。
 
みみこ:この幸せな結婚生活を破綻させる、新しい人との恋愛やときめきなんかより、今自分の精神を健やかに満たしてくれる人のほうが大切ですよね。
 
アル:私も昔はビッチだったけど、メンヘラゆえにセックスに依存してたので、メンタルが安定したら全然必要なくなった。
 
みみこ:「友情結婚」と聞くと「1ミリも恋愛感情がない人と打算だけで結婚する」的なイメージかもしれないけど、わりと「友愛」と「恋愛」って混ざり合ってると思うので。完全に割り切ったドライな契約関係ではないですよ、と言いたいです。
 
アル:「パートナーは欲しいけど恋愛は苦手」とか「めったに人を好きにならない」という人も多いでしょ。そういう人に「友情結婚」という選択肢もあるよ、とお伝えしたいです。

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